Trader Playbook · Cheat Sheet
1枚作戦シート
① 手法の選択
スキャルピング
保有 数秒〜数分
値幅 0.1〜0.5%(数ティック)
材料 板(Lv2)・歩み値・1分足以下
デイトレード
保有 数分〜数時間(当日決済)
値幅 1〜5%(時に一撃で大きく)
材料 5分足/日足・出来高・ニュース
スイングトレード
保有 数日〜数週間(持ち越し前提)
値幅 8〜25%以上(トレンドの波)
材料 日足/週足・出来高・決算・テーマ
長期保有
保有 数ヶ月〜数年(年単位)
値幅 数十%〜数倍+配当
材料 業績・競争優位・割安度・配当
オプション
保有 数日〜満期(戦略次第)
値幅 プレミアム / レバレッジ(非線形)
材料 原資産の方向観・IV・ギリシャ指標
FX(為替証拠金)
保有 数秒〜数ヶ月(手法次第)
値幅 数pips〜数百pips + スワップ
材料 金利差・経済指標・通貨の相対力・テクニカル
先物(指数・商品)
保有 数分〜数週間(手法次第)
値幅 値幅 × 取引単位(倍率)
材料 マクロ・金利・需給・限月(ロール)・テクニカル
債券(インカム・守り)
保有 数年〜満期(数ヶ月の機動も)
値幅 クーポン + 価格変動(金利次第)
材料 金利・金融政策・格付け・イールドカーブ
信用取引(レバ・空売り)
保有 数分〜6ヶ月(制度は期限あり)
値幅 現物の値幅 × レバレッジ(最大約3.3倍)
材料 現物と同じ材料+信用残・逆日歩・規制
② 鉄板セットアップ(条件→入る→損切り→利確)
| 型 | トリガー | エントリー | 損切り | 利確 | R:R |
|---|---|---|---|---|---|
| オープニングレンジ・ブレイクアウト | レンジ上限を、出来高を伴って明確に上抜け(or 下限割れ)。 | ブレイク確定の足、またはブレイク後の戻り(リテスト)で。 | レンジ内(直近の安値 or レンジ中央)に置く。 | レンジ幅の1〜2倍、または次の節目。 | 1 : 2〜3 |
| ギャップ & ゴー | プレマ高値 or 寄り高値を上抜け、押しが浅く出来高が続く。 | 寄り高値ブレイク、または最初の浅い押し目。 | VWAP割れ、または寄り安値割れ。 | ラウンドナンバー、前日の大きな節目、伸び切りの失速。 | 1 : 2〜4 |
| VWAPリバウンド(押し目買い) | VWAPタッチで売りが止まり、下ヒゲ+出来高減で反発の兆し。 | VWAP直上で反発を確認して。 | VWAPを明確に割った直下。 | 直近高値の更新、トレンド継続。 | 1 : 2〜3 |
| ブレイクアウト・リテスト | ブレイク→戻り→その水準で下げ止まり、再上昇の初動。 | リテストの反発を確認して。 | ブレイクした水準の明確な下。 | ブレイクの値幅分(measured move)。 | 1 : 2〜3 |
| リバーサル(行き過ぎの反転) | 出来高クライマックス+長いヒゲ+勢いの失速(逆行サイン)。 | 反転の確定足。落ちるナイフは掴まず“底打ち確認”を待つ。 | 直近の極値(高値/安値)のすぐ外。 | VWAP回帰、直近の戻り高値/押し安値。 | 1 : 1.5〜3 |
③ 執行前チェック(全部 ✓ で初めて引き金)
① 環境(地合い)
- ☐指数・セクターの方向は、自分の売買方向の味方か
- ☐重要な経済指標・決算の発表時間を避けた(またはリスクを承知した)か
- ☐対象銘柄に十分な出来高(流動性)とボラがあるか
② セットアップ
- ☐上位足のトレンド方向に沿ったトレードか
- ☐A級セットアップの条件が“すべて”揃ったか(妥協していないか)
- ☐エントリーの引き金(トリガー)を具体的に1つ決めたか
③ リスク
- ☐損切り価格を“入る前”に決めたか
- ☐1トレードのリスクは口座の1%以下か
- ☐リワードはリスクの2倍以上(R:R ≥ 2)見込めるか
- ☐株数(ポジションサイズ)を計算したか
④ 自分(心理)
- ☐冷静か(リベンジ・FOMOで入ろうとしていないか)
- ☐本日のデイリーストップに未達か
- ☐“考える”のではなく、計画を“実行するだけ”の状態か
④ 守る数式
- 期待値 = (勝率 × 平均利益) − (負率 × 平均損失)
- 株数 = (口座 × 1%) ÷ (エントリー価格 − 損切り価格)
- 原則 = 1R ≤ 口座の1% / R:R ≥ 2 / 損小利大
勝率が45%(負け越し)でも、利益が損失の2倍なら期待値はプラス。『当てる』ことより『損小利大の比率を守る』ことが利益の数学的な正体。
⑤ 注文の使い分け
- スキャル:成行・指値を主軸に、ホットキーで瞬時に執行。秒単位のためブラケットより手動の高速操作が中心。損切りは逆指値か、迷わず成行で即撤退。
- デイトレ:ブレイクは逆指値で順張り、押し目は指値で待つ。損切りは必ず逆指値で自動化。当日中に全ポジションを手仕舞う。
- スイング:引け後にブラケット/OCOで『エントリー+利確+損切り』を一括予約し、場に張り付かない。利はトレイリングストップで伸ばす。
- 長期:割安圏を指値で分割買い。日々の逆指値は基本使わず、売りは価格ではなく“仮説の崩壊”で判断する。
- オプション:スプレッドが広いので成行は厳禁。指値(できればミッド〔仲値〕付近)で約定させる。複数レッグはスプレッド注文で同時執行し、片側だけ約定する“レッグリスク”を避ける。
⑥ オプション王道戦略(方向 → 最大損益)
| 戦略 | 方向 | 最大利益 | 最大損失 |
|---|---|---|---|
| ロング・コール | 強気 | 理論上は無限(原資産の上昇に青天井)。 | 支払ったプレミアムのみ(完全に限定)。 |
| ロング・プット | 弱気 | 大(原資産がゼロに近づくほど増える)。 | 支払ったプレミアムのみ(限定)。 |
| カバード・コール | 中立 | 受取プレミアム +(行使価格 − 取得単価)で頭打ち。 | 大(株の下落そのもの。プレミアム分だけ緩和)。 |
| 現金確保プット売り | 中立 | 受取プレミアム(頭打ち)。 | 大(行使価格−プレミアムで株を持つ覚悟。株はゼロまで)。 |
| ブル・コール・スプレッド | 強気 | 行使価格の差 − 支払ネットプレミアム(限定)。 | 支払ったネットプレミアム(限定)。 |
| ベア・プット・スプレッド | 弱気 | 行使価格の差 − 支払ネットプレミアム(限定)。 | 支払ったネットプレミアム(限定)。 |
| アイアン・コンドル | 中立 | 受取ネットプレミアム(満期にレンジ内なら全取り)。 | 片側の行使価格差 − 受取ネット(限定)。 |
| プロテクティブ・プット | ヘッジ | 株の上昇(プレミアム分だけ目減り、青天井)。 | (取得単価 − 行使価格)+ 支払プレミアムで限定。 |
⑦ FX・先物の王道戦略(方向 → 使いどころ)
| 戦略 | 種別 | 方向 | R:R | いつ使う |
|---|---|---|---|---|
| トレンドフォロー(順張り) | FX | 強気 | 1 : 2〜4 | 金利差・金融政策の方向がはっきりし、トレンドが継続している時。 |
| 押し目買い(プルバック) | FX | 強気 | 1 : 2〜3 | 明確な上昇トレンドがあり、高値掴みを避けて有利な価格で乗りたい時。 |
| 戻り売り(下降トレンド) | FX | 弱気 | 1 : 2〜3 | 金利・地合いが弱気で、明確な下降トレンドが継続している時。 |
| レンジ(逆張り) | FX | 中立 | 1 : 1.5〜2 | 重要イベントの谷間で、方向感がなく一定幅で往復している時。 |
| ブレイクアウト | FX | 中立 | 1 : 2〜3 | レンジで値幅が収縮し、重要指標やセッション開始でエネルギーが放出されそうな時。 |
| キャリートレード | FX | キャリー | 金利+差益(リスクオフで急反転に注意) | 世界的にリスクオンで、明確な金利差(方向)が継続している時。 |
| トレンドフォロー(指数・順張り) | 先物 | 強気 | 1 : 2〜4 | 金融政策・景気の方向がはっきりし、指数にトレンドが出ている時。 |
| 押し目買い(プルバック) | 先物 | 強気 | 1 : 2〜3 | 明確な上昇トレンドがあり、高値掴みを避けて有利な価格で乗りたい時。 |
| 戻り売り(下降トレンド) | 先物 | 弱気 | 1 : 2〜3 | 金融引き締め・リスクオフで、指数に明確な下降トレンドが出ている時。 |
| レンジ(逆張り) | 先物 | 中立 | 1 : 1.5〜2 | 重要イベント(FOMC・SQ)の谷間で、方向感がなく一定幅で往復している時。 |
| ブレイクアウト(寄り・指標) | 先物 | 中立 | 1 : 2〜3 | レンジで値幅が収縮し、寄り付きや指標発表でエネルギーが放出されそうな時。 |
| ヘッジ/カレンダースプレッド | 先物 | スプレッド | 方向リスクを抑える(利益も限定的) | 急落イベントに備えたい時、現物を売らずに一時的にリスクを落としたい時。 |
教育目的の要約です。投資助言ではありません。短期トレード・デリバティブ(オプション/FX/先物)は元本を失うリスクを伴います。